2013年6月11日火曜日

北海道大学総合博物館の企画展(香月 泰男、工藤 信彦、秋野 豊、宮本 常一)

観光ガイドでは、あまり注目されることが無い博物館ですが、


北大は「ジンパ(ジンギスカンパーティー)」だけでなく、

ユーラシア(旧ソビエトを中心としたエリア)についての研究成果の宝庫でもあります。 

その成果を踏まえて企画展が行われています。

札幌へのお出かけの際にご覧になっては如何でしょうか?

会期が前後期に分かれています。関連した講演会等もあります。 

*臨時開館:8月5日(月) 臨時休館:9月8日(日)

part.1 6月1日(土)~8月25日(日)香月 泰男、工藤 信彦

part.2 9月1日(日)~10月27日(日)秋野 豊、宮本 常一 


http://www.museum.hokudai.ac.jp/special/article/19/

Webサイトより

 「シベリア抑留による境界移動の心象を中心題材として描いた画家香月泰男、境界移動によって失われた生地、樺太の位置づけを問う詩人・文筆家工藤信彦、ユーラシアを隅々まで歩き、紛争の現場をとらえ解決に身を賭した国際政治学者秋野豊、島嶼・農山漁村をくまなく歩き、忘れられた日本人の暮らしに光をあてた農民学者・社会運動家宮本常一を、境界研究の先人として、その足跡を辿ります」

 故秋野助教授は、筑波大学を辞職し外務省に入省、国連タジキスタン監視団に参加し殉教されています。筆者は東欧関連のセミナーでお話を伺った事が有ります。

冷戦とは何だったのか―戦後政治史とスターリン 』
という共訳書もお勧めです。

 また、宮本常一氏は在野にあって素晴らしい成果を残されています「ふるさとの生活 (講談社学術文庫) 」は失われた日本の生活を暖かい視点で描いています。



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(2013/06/11記)


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