2013年5月11日土曜日

知られざる根室港と旧軍遺構(根室市歴史と自然の資料館)

根室にいけば、北方領土のことを色々考えさせられる。

ロシアと関係が深いのもこの町の特色だろう。 街には、ロシア語の表記がある。なぜだろうか?



行政上の根室港の定義は、根室港区と花咲港区とに別れている。ので、ロシア人等も特例上陸の手続き(通常の手続きと違い色々制約がある)で、この二つの地区を行き来できるらしい。 故に、ロシア語の表記が必要になったということかもしれない。

根室港湾事務所のHPを見ると、港湾にもランク付けがある事が判る。
http://www.ks.hkd.mlit.go.jp/jimusho/nemurokouwan/jimusho.html

一般の旅行客にはなじみがないが、「根室インフォメーションセンター」といった根室市の施設があり、現場の最前線で外国船籍(主にロシア)に対してよろず対応をしている。

http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/0/18D88D4ADFE3738A49257199002C3AAC?OpenDocument

http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/0501/html/t01.html

その花咲港の方向に「根室市歴史と自然の資料館」がある。



ここは、旧帝国海軍の「大湊通信隊根室分遣所」の建物を使っており、貴重な遺構だ。 このあたり、無線の飛びがいいのか、漁協の無線アンテナ等も立っている。

資料館では、学芸員さん達が地道に地域研究を行っている。

昔の根室の飲み屋街の変遷、この地域の廃線情報や根室空襲、旧落石無線局の資料、旧樺太の日ソ国境の境界碑など、貴重なものが残されている。

日本に陸上の国境(旧樺太)があった事を皆さんは知っていますか?

飲み屋街のマッチ(電話番号が2ケタ)
日本に飛行してきたリンドバーグとも交信した旧落石無線局の沿革史

駅から少し離れているけれども、地域のことを色々しりたかったら、ここもお薦めです。http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/section/rekishi/frame.html


(2013年5月11日記)





0 件のコメント:

コメントを投稿